福井のお米が
おいしいわけ

肥沃な土で形成された福井平野

太古の福井平野は、大きな湖沼が点在する湿地帯でした。
その後、九頭竜川、日野川、足羽川、竹田川、兵庫川などからの肥沃な土砂が堆積し、お米作りに最適な粘土状の福井平野となりました。
近年、福井県では県内9,000箇所の土壌状況の調査を行い、その土地に適切な土づくりを推進して、より美味しい米づくりに取組んでいます。

福井平野を潤す清流をそのままに

鮎が舞う九頭竜川の水を田畑に引き込む農業用水の開削は1110年頃。
日本で最も古い水路の一つとされ、今日まで米作りの用水として活躍してきました。
現在では、パイプラインにより冷たい水が24時間安定して供給され、農業用水に生活雑排水が流れ込むことなく、清涼な水を夜間に灌水することができるようになりました。
夜間灌水によって育てられた稲は、冷たい水によりブドウ糖が消費されることなく、うまみ成分が蓄えられ食味も良くなりました。

稲作農家の
エコファーマー認定数は全国1位

環境にやさしい農業(環境保全型農業)による農産物の生産により、環境負荷の低減と、消費者が求める安全・安心な農産物供給に努めるエコファーマー認定制度。
福井県の認定数はダントツの全国1位(令和4年3月現在)。
今後とも農業に対する情熱で、土づくり技術、減農薬技術、減化学肥料技術の3つの技術を実践し、安心・安全な福井米を追求していきます。

全県の産地が栽培技術を徹底

近年の気候変動により、夏場の気温が異常な高温となる日が多くなってきました。
以前、コシヒカリの田植えは便宜上5月初旬の連休に行ってきましたが、その時期に田植えをすると稲の穂が出る時期に28℃以上の高温時期と重なってしまい、品質の低下に繋がっていました。
そこで、福井県では食味・品質向上を図るために5月半ばの田植えを全県レベルで徹底。
現在、達成面積比率は98%に至っています。
その結果、猛暑により全国的な品質低下に見舞われる年でも、高い1等米比率を維持できるようになりました。